海外グレイヘア最新レポート

若白髪から知る身体のSOS

皆さんこんにちは白髪対策&頭皮ケア専門美容室andgray(アンドグレイ)です

子供や学生の頃から白髪が生える早期の白髪。

近年、より身近に感じる方もいると多くいらっしゃると思います。

若白髪の割合はおよそ全体の14%程度と言われており

早期で髪が白髪になるからこそ、

体内の健康状態の変化を知るきっかけにもなります。

今回はそんな若白髪について海外で行われた研究報告を交えて解説していきます。


目次

若白髪はどんな白髪


一般的に白髪が生えてくるようになる年齢はアジア人で約35歳前後で、

20歳より前に5本以上の白髪が生えてくると「若白髪」と言われています。

年齢が10歳より若いの子供の頭髪に1本や2本の白髪がある場合はいいのですが、

白髪の部分が多くなっている場合は注視が必要でしょう。

主な若白髪の原因

・ストレス・睡眠不足による自律神経の乱れ

・食生活の乱れによる栄養不足

・紫外線などの活性酸素による細胞の老化現象

・遺伝子

加齢による白髪の原因と同様であり

レアケースを除いて大きな病の存在を表すものでは無く

自己免疫疾患との関連が示されています。

これだけ医療が進歩した現代でも

なぜ早期に白髪が生える人と、そうでない人がいるのか

科学的な解明はされていないません。

しかし遺伝は大きく関わっている可能性があると言われています。


若白髪の遺伝


子供の早すぎる白髪の場合は、最も一般的な原因は優性遺伝で

両親や祖父母が子供の頃に同じような若白髪の問題を抱えていた場合は

子供も同じ状態になるリスクが高くなります。

早期の白髪は健康面での悪影響はありませんが、

白髪が増えることで体に何らかの不足があることが考えられます。

またとても大切なのは心理的な影響を与える事です。

そのため、早い段階から問題の原因を突き止め、

予防策を講じることが一番の対策になりますね。


若白髪の疫学的調査


2011年に行われた早発白髪の疫学的調査の研究が

毛髪学の国際ジャーナル誌に掲載されています。

1241名の12歳から19歳の様々な皮膚疾患の治療を受けている協力者の中から

若白髪が生えている60人を選び出し、

更なる研究の協力を得ることが出来た35人を対象としています。

若白髪の度合いは全体の6割が中等度、

2割が重度の若白髪であることを確認しました。

男女で若白髪の発生に差はありませんでした。

4割に両親の病歴との関係が認められ、

また姉妹への影響は1割が認められました。

そして約2割の対象者に、身体の他の箇所に”白斑”が認められたそうです。

若白髪と白斑

白斑は皮膚や髪の色の元となる色素であるメラニンを

上手く生成出来ない状態なだけでなく

甲状腺が正常に機能していない場合も考えられ

グレーブ病や橋本病などの病気が起こっている事もあるので

注意深く観察する必要がありますが

その場合は若白髪の他にも腫瘍や難聴などが併発しているケースが多いようです。


若白髪と骨密度の関係


上記研究の対象者すべての人にビタミンD3とカルシウムの不足がみられました。

おそらくビタミンD3は、

毛髪の色素を作るための重要な役割を担っているからという事と

健康的な骨を作るために必要なカルシウムとリンの吸収する際に

ビタミンD3が必要になることから

直接的ではないものの、若白髪は骨密度の低下との関連があるという見解もあります。

また、ビタミンB12が不足すると早く白髪になる事があります。

毛包の細胞は急速に分裂していて、

十分なビタミンB12と葉酸を必要としています。

ビタミンB12は魚類や肉類に多く含まれていて

野菜やきのこ類には含まれていません。

そのため近年ではベジタリアンの食事や極端な偏食により

若白髪のリスクを高めるとも言われています。

鉄分・銅の不足、周囲のタバコの煙の受動喫煙もリスクを高める原因となります。

栄養バランスが整った食事は身体だけじゃなく髪にも影響していくという事ですね。


若白髪から見る身体のサイン


正常であれば白髪は35歳前後を境に、誰の身にも起こりうる自然現象ですが

早期の白髪には体内の内分泌系の機能が崩れていることを知らせる

何らかのサインが込められている可能性があるようです。

遺伝性に関わらず心筋梗塞、うっ血性心不全、

がん、脳卒中、肝硬変、胃腸障害など様々なの

疾患の指標となり得るという仮説が立てられており、

また仮設は十分にあり得ると評価されているほどです。

白髪はただ単なるエイジングの象徴から

身体の内側を映し出す、大切な健康のバロメーターとなるのかも知れません。


若白髪の改善は?


子供の若白髪を治療するような方法や薬は今現在、無いとされています。

少々ショックな気もしますが白髪の唯一の治療法は、栄養価の高い食品を取ること。

若白髪のほとんどのケースが栄養状態の結果として現れているからです。

ビタミンD3・B12・銅・亜鉛などのミネラル不足が

若白髪を引き起こす可能性が高いとされていますが

遺伝や疾患と違って栄養不足は食生活の改善とサプリメントを活用する事で

コントロールすることができます。

可能な限り取り入れていきたいところですね。

ビタミンA

緑黄色野菜に多く含まれるビタミンAは

髪のツヤを保ち、頭皮と髪全体の健康増進に役立ちます。

ビタミンB12

ビタミン12はヨーグルト・バナナ・トマトに含まれます。

油分の分泌をコントロールして髪を柔らかく保ちます。

ミネラル

中でも鉄・亜鉛・銅は健康な髪に最も重要なミネラル。

毛髪の質を保ち若白髪の改善にやつ立ちます。


スーパーフードのアムラで若白髪の予防


日本では普段あまり耳にしない”アムラ”という果実をご存知ですか?

アムラは南アジアでは神聖な果実とされています。

大きさはピンポン玉サイズで鮮やかな黄緑色のコロンとした見た目をしていますが

「若返りのフルーツ」と呼ばれるスーパーフードとして注目を集めています。

栄養素の25%がポリフェノールなのでとても高い抗酸化作用のおかけで

コラーゲンを作り出す機能を高める効果が明らかになっています。

さらに老化の原因である”糖化”を抑える作用や、

ミトコンドリアの増量、血行促進、免疫機能の改善

髪の成長サイクルを乱す酵素の働きを抑制する効果も期待されています。

このアムラの果実とココナッツオイルを煮出して

ビタミンCたっぷりの頭皮のマッサージを行うことで

白髪の改善に大きな役割を果たす方法も紹介されています。

日頃から出来る対策

また、若白髪の予防として以下ように対策する事ができます。

・熱すぎるお湯をつかってシャンプーしないこと

・長時間の紫外線を避ける

・若白髪を見つけても抜かないこと

・甲状腺の機能を正常に保つようヨウ素の摂取に気をつける

など毎日の小さな心がけで対策できるようです。

早期の白髪は多くの子供たちに影響を与えています。

しかし、家庭療法と食生活の管理でコントロールすることは出来ます。

きちんと医師に相談した上で家庭療法を取り入れた生活を試してみてくださいね。

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