皆さんこんにちは白髪対策&頭皮ケア専門美容室andgray(アンドグレイ)です
現代は日本という国自体が元気がないので、経済的に苦労している人がとても多いですよね。
また、人間関係や育児などでも苦労をしている人は数多く存在します。
そんな「苦労」は、白髪の原因になると言われていますよね。
果たして本当に苦労することで白髪は増えるのでしょうか?
この記事では、そんな「苦労すると白髪が増えるって本当?」という疑問について解説していきたいと思います。
目次
苦労すると白髪が増えるのは本当?
結論から先に言うと、苦労することで発生するストレスがメラノサイトを攻撃し白髪が増えるというエビデンスはありません。
「苦労=ストレス」と仮定すると、ストレスを感じることでメラニン色素を産生する「メラノサイト」の活動が弱まってしまう可能性があるという説はありますが、それを立証する実験結果などはないのです。
したがって、苦労しているからといって必ず白髪が多くなるわけではありませんし、苦労していないから白髪が生えないということもないのです。
苦労している人に白髪の人が多い傾向があると感じる人は多い
苦労と白髪の関係が医学的に証明されていないとはいえ、多くの人が苦労している人に白髪が多いと感じています。
これは、あくまでも日本人の肌感覚ですが、他者から見ても「あの人最近白髪が増えたな。苦労してるからな」と感じることもありますし、自分自身でも、鏡を見て急に白髪が増えて「最近苦労することが多いから白髪が増えたな」と感じるものです。
エビデンスはないにしても、実際に大きなストレスを感じた人が短期間で白髪が増えるといった事例は耳にしますよね。
実は、ストレスがメラノサイトに攻撃ををするといった事実はないものの、違った要因が研究で明らかになったのです。
苦労(ストレス)による白髪はノルアドレナリンが関わっていた
ハーバード大学の研究チームは、白髪のメカニズムを研究する中で、マウスの実験を行いました。
すると、ストレスによって交感神経が活性化され、「色素幹細胞」を枯渇させてしまうことが分かったのです。
交感神経が優位になると、「ノルアドレナリン」を放出させます。
そのノルアドレナリンが、色素幹細胞に取り込まれ枯渇してしまうのです。
つまり、苦労をすることでストレスが大きくなり、白髪が増えやすくなるというのは、科学的にも「本当」と言えるのです。
白髪を増やしたくないなら苦労しすぎるのは良くない
「苦労は買ってでもしろ」という言葉がありますが、白髪に関してはあまりおすすめできません。
ストレスには「良い緊張」と「悪い緊張」があり、良い緊張であれば自分の能力を最大限に発揮できるのでウェルカムですし、悪い緊張も多少であればそこまで問題にはならないでしょう。
しかし、短時間に非常に大きなストレスを感じてしまったり、長期間に渡って一定以上のストレスを感じ続けてしまうと、白髪が生えてきてしまう可能性はとても高くなってしまうのです。
苦労などによる緊張だけならばまだしも、遺伝や生活習慣の乱れなどが重なれば、若く手も白髪がどんどんと生えてきてしまうかもしれません。
苦労(ストレス)を軽減させることで黒髪に戻る可能性もある
もしも苦労や仕事のストレスなどが大きな原因となって白髪が急速に増えてしまったのならば、大至急その原因を改善すべきです。
なぜならば、ストレスが掛からない環境に戻すことができれば、色素細胞の枯渇が改善され、再び黒髪が作れるようになります。
白髪が急激に増えてしまったとしても、数ヶ月で毛根から黒髪が生えてくるはずです。
ストレスや疲れはその日のうちにケアすべき
ストレスや疲れは、「まあそんな日もあるさ」と翌日に持ち越してしまうことが多かったりしますよね。
しかし、ストレスであればその日のうちに原因に向き合い何かしらの対処をすべきですし、自分なりのストレス発散法を実践してなるべく溜めないようにした方が良いと言えます。
お風呂にゆっくりと浸かればリラックス度を上げることができますし、疲労回復や血行改善によって毛穴や髪の毛にポジティブな影響をもたらすことができるはずです。
白髪を含めなるべくいつまでも若々しくいたいという人は、ストレスを溜めすぎない工夫が必要不可欠なのです。
まとめ
今回は、「苦労すると白髪が増えるって本当?」という疑問について解説してきました。
苦労=ストレスと言い換えられますが、ストレスがメラノサイトに悪影響を及ぼすといったエビデンスはありません。
しかし、ストレスにより交感神経が優位になりノルアドレナリンが放出され、これが「色素幹細胞」を枯渇させる原因になることが研究によって明らかになったのです。
つまり、苦労(ストレス)は白髪になりやすくなるわけです。
ぜひストレスを溜めないような工夫を日常的に行い、白髪が増えないようにケアしていきましょう。