白髪豆知識

なぜ白髪になる?その原因は?

こんにちはandgray(アンドグレイ)です

早ければ10代、20代から。

50代以上の女性では7割以上の方が抱く白髪のお悩み問題。

鏡を見てはキラっと光る根本の白髪に目がいき、月に1度の白髪染めが欠かせない!

そんな女性に向けて、現役美容師の僕が白髪についてのあれこれを解説していきます。


目次

年齢や世代による白髪のお悩みの違い


一口に白髪の悩みと言っても、年齢や世代によって様々です。

20〜40代のチラホラ白髪世代のお客様では

【いつから白髪染めにするべき?】

【白髪染めとお洒落染めは両立できない?】

【若い年齢で白髪が生えるのは変なのでは?】

など、白髪や白髪染めへの不安に対するお悩みが目立つのに対して

50代以上のお客様では

【3週間に1度の白髪染めをしていて頭皮への負担が気になる】

【頻繁に美容院に染めに行くのが大変】

【白髪染めで真っ黒だと年齢的に逆に不自然なのでは】

など、頻繁に白髪染めを繰り返すことの負担や、老けて見えてしまうことへのお悩みが目立ちました。


そもそも、なぜ白髪になるのか?


白髪とは色素を持たない髪のこと。

毛根にある色素細胞(メラノサイト)という細胞が、様々な原因で色素(メラニン)を作らなくなってしまうと、黒髪ではなく色素を持たない白髪が生まれてきます。

メラノサイトが活動しなくなる、つまり白髪が生えてくる原因は大きく分けると5つあり、遺伝、加齢、生活習慣、病気、ストレスに分けられます。

1.遺伝

白髪になりやすい人、なりにくい人がいて、これには遺伝的な要因が強いと言われています。

ただ、両親が白髪だからといって必ずしも本人も白髪が多くなるかというとそうではありません。

稀なケースとして、遺伝的要因により先天的にメラニンを生成できず、白髪になる人もいます。

それとは別に、10代、20代で白髪が生えてきてしまう、いわゆる「若白髪」に関しては、若白髪を引き起こす遺伝子というのが発見されており、こちらは遺伝的要因での白髪と呼べるかもしれません。

2.加齢

一般的に女性の白髪が生え始めるのが35歳前後と言われています。

加齢によって髪の色素を作る色素細胞や色素幹細胞の働きが衰えてきたり、数が減ってきたりすることが白髪が増える原因になります。

人により白髪が生え始める年齢には差がありますが、加齢によって白髪が増えてくることは自然現象と言えるでしょう。

3.生活習慣

喫煙や睡眠不足、偏った食生活(過度なダイエットや、暴飲暴食)、紫外線の照射などの生活習慣や生活環境が白髪に大きく影響を与えます。

髪の栄養は頭皮の毛細血管から運ばれていますので、喫煙による毛細血管の収縮があったり、脂の摂り過ぎによって血流が悪くなったり、過度なダイエットで必要な栄養が不足していると、髪に栄養が行き渡らず、白髪だけでなく、抜け毛や紙が痩せてしまうことの原因にもなります。

また、頭皮や皮脂の酸化も白髪に影響すると言われていますので、紫外線の浴び過ぎにも注意が必要です。

4.病気

白髪を増やすことがある病気として、悪性貧血、甲状腺機能低下症、腎不全などがあります。

白髪には血流やホルモンバランスも影響しているので、それに関わる病気の場合、白髪が増えることがあります。

5.ストレス

近年の研究で、強いストレスが髪のメラニン色素を作る色素幹細胞に損傷を与え、破壊することが解明されており、ストレスが続くとジワジワと白髪が増えていくのはこのためと言われています。

また、ストレスや恐怖体験によって一夜にして髪が真っ白に・・・という話を耳にしますが、今ある黒髪がいきなり白髪になる、ということは科学的に考えにくく、新しく伸びてくる根本の部分からメラニン色素を含まない白髪になるというパターンがほとんどだと思われます。


白髪を治すことはできるのか


白髪が黒髪に戻る確率は2割と言われいているそうです。

メラニン色素を作っているメラノサイトが活動を休止している場合や、メラニンを作るのに必要な原料であるチロシンが不足していることが原因であれば、黒髪に戻る可能性はありますが、メラノサイトが破壊されて完全になくなってしまうと、もう元に戻ることはありません。

なので、メラノサイトがなくなってしまう前に早期の対策が大切になってきます。


白髪をなくすには?


では、具体的に白髪をなくすにはどういった対策があるのかご紹介していきます。

食事

メラニン色素を作るのに必要なチロシンを多く含むチーズや大豆、チロシンの働きを助けてくれるミネラル、亜鉛などを多く含む魚介類や海藻、きのこなどを積極的に食事に取り入れましょう。

血流

髪の栄養は頭皮の毛細血管から運ばれているので、血流が悪いとせっかく取り入れた栄養素が髪まで届きません。

頭皮マッサージなどで血行促進を促していきましょう。

生活

ストレス解消や規則正しい生活を送ることで自律神経のバランスを整え、メラノサイトの働きを活発にすることができるので、充分な睡眠や、軽い運動なども取り入れていきましょう。

最後に…

ここまで白髪の原因や白髪を生えにくくする方法などを解説してきましたが、すでに生えてしまっている白髪に対しては、ヘアカラーが効果的です。

白髪染めのカラーで白髪に色を入れて、黒髪や茶髪に見せていく方法や、白髪をぼかすハイライトなどで目立たなくさせる方法がありますので、担当の美容師さんに相談してみてください。

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